質屋~鎌倉時代からある庶民金融

今では、気軽にお金が借りられる消費者金融が人気ですが、消費者金融が現れる前は、庶民がお金を借りられる場所といえば、質屋でした。質屋は鎌倉時代からあるそうで、1960年代頃までは主要な庶民金融でした。

質屋の仕組みは、質置主つまり借主が質草を質屋に預けて、お金を借りるというものです。質草には貴金属やブランドのバッグ、腕時計、ゴルフ会員権、有価証券、金貨、金地金 などがあります。質屋は質草の価値を判断して、それに見合ったお金を貸します。一定の期間中にお金を返済できれば、質草は、借主のもとに返されます。また、期間中に返済できなくても、利子を払えば期間を更新できます。もし、期間中に借主が返済しなければ、質草は質屋の物になります。いわゆる「質流れ」ということです。

0-91金利の上限は日 0.3%、年 109.5%で、月 9% の暦月計算も認められています。消費差金融の場合は、金利の上限が年利20%ときめられているので、それに比べるとかなり高い金利になっています。これは、質屋が短期・小額金融であることや質草の鑑定、保管の手間、盗犯防止、盗犯品捜査協力等の費用を加味しているので、高くなっているそうです。ちなみに消費者金融は貸金業法に基づいて貸し付けをしますが、質屋は質屋営業法によって貸し付けをしています。ただ、現在の質屋は貸し付けをするというよりは、有名ブランド品などの買取や仕入れ、販売などが主になっているということです。

それから、偽装質屋というのがあるので、気をつけないといけません。「小口融資専門」とか「高齢者も歓迎」などのチラシ広告をくばりそれを見て店舗に訪れた客に担保価値のほとんどない時計やボールペンなどの物品を質草として預かりお金を貸します。その際、返済を年金口座からの自動振替にし、その手続きをさせられたり、年金口座の通帳やキャッシュカードを渡すように言われることもあります。偽装質屋は、名前は質屋ですが、実質的には悪質な貸金業者で、年金を担保に取ったり、利息制限法をはるかに超えた金利で貸すという違法行為をしています。

質屋を利用するにしても消費者金融を利用するにしても、お金を借りるときには、必ず実績があり信頼できる登録業者を利用してください。

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